
奥多摩の山々は魅力的ですが、人気が高いだけに人が多そうでちょっと行くのが億劫になってます。
最近興味が湧いてきたのが、山梨や神奈川エリアの山々。丹沢はちょっと自宅からはアクセスが不便そうですが、山梨エリアは中央本線や富士急行の近辺ならば十分日帰り可能な距離です。
さっそく地図を見ながら思いついたのがこのルート。ちょっと距離はありますが、登りは舗装路がほとんどだし、尾根上はゆるやかな下りになるので楽だろうと思っていました。
まあ、清八山・本社ヶ丸はいわゆる秀麗富嶽十二景に名を連ねてますから、展望の山でしょうけども、この季節ではあまり富士山も「絵」にならないでしょうから展望が目的ではありませんでした。であれば展望の山は曇天の方が人が少なくていいだろう、と思ったのもあります。
ちなみに、これらの山は読みが難しい。調べたところによると、清八山(セイハチヤマ)、本社ヶ丸(ホンジャガマル)、鶴ヶ鳥屋山(ツルガトヤヤマ)だそうです。
山で人と会った時に「どちらまで?」と聞かれた時など、山の名前が分からずに意味不明な名前を言ったりするので、なるべく正確な山名や地名は覚えておきたいところ。
前置きが長くなりました。
笹子駅は初めて降りる駅。PASMOを使っているのですが駅のSuicaのタッチパネルは電源が入っておらず、使用不可。どうしようもないので、帰りの初狩駅で清算することにしました。値段は同じ。
一般的には、駅から国道20号を進むのでしょうが、どうも同じルートらしい団体さんが先にずらずら行ったので、なんとなく一緒に行きづらい感じ。
急遽別ルートを取ることにしました。ちょっと遠回りになりますが、カラ沢沿いの林道を伝って変電所へ合流するルートです。
林道がちゃんと通じているのか心配でしたが、しっかりとしたルートで大丈夫でした。
この林道はクルマも通ることがなく、自然林が豊富なのでなかなか良いルートだと思います。国道も喧騒にも巻き込まれませんしね。
![]() | 笹子駅から南に林道をたどる。道はしっかりしており通りにくいところはない |
![]() | 林道たどってまもなく、本社ヶ丸・鶴ヶ鳥屋山へ向かう登山道がある。ただしあまり踏まれておらず、雑草が伸びている |
![]() | 林道黒野田線より。ここはもう標高900mを超えている |
| 林道黒野田線。クルマどおりも無く、静かで雰囲気のよい林道。変電所まではやや下り。 | ![]() |
| 林道黒野田線にて。名前は知りません(汗) | ![]() |
要塞基地のような変電所を過ぎても林道は続き、標高1000mを超えたあたりでようやく登山口に到着。
登山道は、いかにも山道といった細道で、心地よい雰囲気です。
ところが、予想に反してヤブが少々うるさい。標高1000mを超えれば雑草も少なくなるかと思ったら、そうでもないんですね。逆に上に登るほどヤブが深くなりました。
| 変電所近くにて。これ、道路に見えるでしょう?なんと水路です。 | ![]() |
| 清八峠への登山道。やや茂っているので明るいうちに歩きたい | ![]() |
![]() | 清八峠直下にて。森林パワー |
清八峠から清八山は、5分とかかりません。山頂は狭いですが、登山者は皆無。やっぱりこの曇り空じゃあね。
一息つくも、ハエがうるさいのなんのって。この稜線上での主なピーク(本社ヶ丸、鶴ヶ鳥屋山)は大抵ハエが多いです。
やっぱり登山者の食べモノや、し尿なんかがあるんでしょうか。正直言って、休憩不適切な場所となっているのは皮肉なことです。
ここから本社ヶ丸までは、岩場があるものの登りなのでそう難路ではないです。一箇所どう足をかけたものか困った岩がありましたが、木の根を頼りになんとかクリア。
本社ヶ丸も、ハエ天国。おまけにここいら一帯の尾根はずーーーーーっと、セミの鳴き声がうるさかった。
登山者は少なかったのですが、これには辟易。もう想定外もいいところ。これさえなければ、最高の縦走路……だったんだけどなぁ。
| 清八山〜本社ヶ丸縦走路の岩場 | ![]() |
![]() | 本社ヶ丸山頂。晴れていれば展望はいいのだろうが、それでもハエ天国には参る |
![]() | うるさい犯人 |
鶴ヶ鳥屋山へ至る縦走路で、「角研山1377m」と書かれたプレート(笹子駅方面からの登山道との合流点のようです)のちょっと先、300〜400mほど先で一見巻き道のように見える箇所を通っていくと別ルートで下ってしまう迷いやすい箇所があります。まんまと?騙されました。
あまり踏まれていないので、おかしいと思ったらすぐに引き返すことです。
鶴ヶ鳥屋山付近になると、ようやくセミの鳴き声も治まります。あー、最初からこんなに静寂だったら。
山頂は、展望もなくハエがいるばかり。時間も午後3時近くだったので、そそくさと下山します。
しかし、標高1374mの地点から下山するのはそれなりに骨が折れます。あまり歩いた感覚はなかったのですが、それなりにダメージは蓄積されていたようで、膝がやられ始めました。
![]() | 縦走路を振り返る |
<<[唐沢橋・初狩駅]|[近ヶ坂橋]>> の道標では、近ヶ坂橋へ。このルートは道中よく踏まれていますが、最後の登山口付近のヤブが激しい。
かすかに見える踏み跡をトレースし、なんとか林道へ抜け出ます。ここは日が暮れたらアウトでしょう。
林道も雑草が茂り放題で、難渋します。やっとの思いで近ヶ坂橋へ出たら、なんと野生の猿がいましたヨ。
目が合ったら襲われるかもとちょっと怖かったですが、向こうの方から逃げていきました。
![]() | 慌てて撮ったのでピンボケですが……ヤンキー軍団です |
![]() |
| 分かりにくいであろう初狩駅側(近ヶ坂橋)の登山口 |
ここからは、舗装路を初狩駅までトボトボと。クルマ通りはそこそこありますが、一部歩道が無く注意が必要です。
全体的には、1500mを超えるハイランドコースにも関わらず、雑草やら虫の鳴き声やらであまり標高を感じさせない不思議なコース。
寒いかも、と思って雨具をもってきたのですが予想以上に温かく、空振りでした。まあ風が吹いてなかったからかもしれません。

